朝鮮貨幣一両銀貨とは
朝鮮貨幣の一両銀貨は、李氏朝鮮時代に発行された銀貨です。重さは約5.2gで、直径は約22mm、品位は銀が約80%、銅が約20%です。
表面には、二匹の竜が並ぶ双竜の図が描かれ、国名や発行年が刻印されています。裏面には「一兩」と額面が刻まれ、その上部には朝鮮王家の紋章がデザインされています。
歴史的背景として、朝鮮貨幣の一両銀貨は1892年頃に発行が始まりました。当時、日朝修好条規の結果、日本による朝鮮の半ば無理やりな開国が行われ、これに伴い貨幣制度が導入されました。そして、壹圜銀貨が発行され、一両銀貨も補助貨幣として作られました。
一両銀貨には、大朝鮮一両銀貨、朝鮮一両銀貨、大韓一両銀貨の種類があります。それぞれの違いは、表面に刻まれている国名や発行年銘にあります。
価値としては、朝鮮貨幣の一両銀貨は数千円から数万円が買取相場です。状態の良いものは数十万円にもなることがあります。特に、大韓一両銀貨は他の種類よりも高い価値が付けられる傾向にあります。
朝鮮貨幣には一両銀貨以外にも五両銀貨や半圜銀貨などがありますが、一両銀貨と同じく収集価値が高いです。