留袖について

着物の中でも特に格式が高く、様々なフォーマルな場面で活躍する留袖。その魅力と知識についてご紹介します。

留袖とは
留袖（とめそで）は、既婚女性が着用する最も格式高い礼装です。イブニングドレスに相当し、昼夜を問わず着用できます。江戸時代から続く伝統的な着物で、「江戸褄」（下半身部にのみ模様が入る）スタイルが特徴です。

留袖の色
黒留袖と色留袖の2種類があります。黒留袖は既婚女性専用ですが、色留袖は未婚女性も着用することがあります。黒留袖は、明治時代に西洋のブラックフォーマルの概念を取り入れて誕生しました。

留袖のレンタル
留袖はホテルや式場、知り合いから、またはネットでレンタルすることができます。ホテルや式場では手間なく利用でき、知り合いからはコストを抑えることができます。ネットレンタルは利便性が高く、豊富な選択肢が魅力です。

留袖に合わせる帯
黒留袖には金や銀の箔を用いた袋帯が一般的です。色留袖は紋の有無によって帯を使い分けます。紋入りの場合は黒留袖に近い格式を意識し、紋なしの場合は訪問着同様の着こなしが可能です。

留袖は、その歴史と伝統を感じさせる着物です。買取やレンタルを考える際には、これらの豆知識が役立つでしょう。格式高い席での着用や、次世代への大切な形見としても、留袖は価値ある選択です。