世界で一番高額な切手とは?
切手収集は古くから多くの人々の趣味として親しまれていますが、その中でも特に希少価値の高いものが高額で取引されることもしばしば。今回は、世界で最も高額な切手についてご紹介いたします。
まず、最も高額で知られる切手は、1856年に南アメリカのガイアナで発行された「British Guiana One Cent Black on Magenta」です。この切手は、その名の通りマゼンタ色の背景に1セントと描かれており、現存するのはわずか1枚だけ。非常に特徴的な八角形の形状をしており、2014年のアメリカでのオークションでは約9億7,0000万円という史上最高額で落札されました。
しかし、高額な切手はこの1枚だけではありません。スウェーデンの「Treskilling Yellow」は、誤って黄色にミスプリントされたエラー切手として知られ、約6億8000万円の価値があるとされています。
また、中国やアメリカからも高額な切手が数多く存在します。特にアメリカの「逆さまジェニー切手」や「宣教師切手」は、その希少性からコレクターの間で非常に高い評価を受けています。
このように、切手には数々の歴史や背景があり、それぞれの国や時代によって価値が異なります。しかし、共通して言えるのは、その希少性や背景が高額な価値を生むということ。切手収集の魅力は、まさにこの点にあるのかもしれませんね。