「菊切手」の価値

菊切手の価値

 

菊切手は、明治時代に長い期間発行されていたことから、一見するとその価値は低いと思われがちです。しかし、現在の切手コレクターの間では、その価値は意外と高いと言われています。では、なぜそんなに価値があるのでしょうか。

 

まず、切手の価値は大きく「現存する枚数」と「切手の状態」によって影響を受けます。菊切手が発行されていた明治から大正時代には、戦争や震災で多くの切手が焼失してしまったとされています。そのため、実際に現存している菊切手の数は限られているのです。

 

特に額面が高い菊切手、特に5円や10円の神功皇后が描かれているものは、市場での希少性が高く、非常に高い価値が付けられることがあります。